はじめに
皆さんはビタミンの働きを知っていますか?筋トレをする時に、必要な栄養補給として筋肉の材料となるタンパク質は欠かせませんが、筋トレをしたことによって傷ついた筋肉を修復するときにはエネルギーも必要です。そして、効率よく修復させるためにはビタミンも必要な働きをしているのです。
今回は、ビタミンの働きにについてご紹介していきます。
■ ビタミンとは
(1) ビタミンとは
ビタミンは糖質や資質のようにエネルギー源になるものでもなく、タンパク質のようにカラダを構成するものでもありません。ビタミンはカラダを調整する役割を担っています。ビタミンは大きく分けて脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの2種類に分類されます。
(2) 脂溶性ビタミン
脂溶性ビタミンとは、脂に溶ける性質があるビタミンのことを指します。種類としては、ビタミンA、D、E、Kがあります。脂溶性ビタミンを多く含む食品を摂取する場合は、油で炒めることによって吸収が良くなることが知られています。
(3) 水溶性ビタミン
水溶性ビタミンは主に、糖質やタンパク質、脂質の代謝に関わる重要な役割を果たします。このビタミンが満たされていないと、米や肉類、魚類をしっかりと摂取していたとしても良好なコンディションを保つことは難しいのです。筋トレや、エクササイズでパワーを発揮できない、疲れがたまりやすい等と感じている方はビタミンが不足しているのかもしれません!
■ 筋トレするならビタミンに注目!
筋肉が大きくなる仕組みには、様々な種類のビタミンが関わっています。本来なら筋トレをする時に数種類のビタミンをバランスよく摂取することが重要になってきます。具体的に摂取したいビタミンは、次の6種類です。筋肉の成長を助けたり、筋トレをするためのエネルギーを生み出すサポートをしてくれたり、摂取するのとしないのでは、カラダづくりへの影響が全然違うのです。
■ ビタミンの種類別 筋肉への効果
(1) ビタミンC
ビタミンCが不足すると、筋肉が減少してしまいます。ビタミンCの不足は、筋委縮や身体能力の低下をもたらすといわれています。また、しっかりと摂取することで回復ができるとされています。
(2) ビタミンD
ビタミンDは、筋肉内にタンパク質が取り込まれやすくする働きがあるので、筋肉の増強に繋がります。
(3) ビタミンE
ビタミンEには、血液の成分である赤血球や、血管などを柔らかく保つ働きがあります。この働きによって血行が良くなります。血行が良くなると筋肉に溜まった乳酸などが運び出され、筋肉に酸素と栄養を届けられるため、筋肉の硬直が解消されます。
(4) ビタミンB
筋肉づくりのサポートをするビタミンです。筋肉を作るのには、筋肉の材料となるタンパク質が欠かせませんが、ビタミンBはそのタンパク質の代謝をサポートします。タンパク質をアミノ酸に分解、合成するのを助け、筋肉を作りやすくする役割があります。
(5) ビタミンA
ビタミンAには、筋トレをした時にカラダを酸化から守るという重要な働きがあります。身近な食品から摂取できるものばかりなのでしっかりと摂取しましょう。
(6) ビタミンB12
筋トレをするためのエネルギーを作るサポートをするビタミンです。ビタミンB1は糖質を、ビタミンB2は脂質をエネルギーに変えるのを助けます。この2つを摂取してエネルギーをたくさん作り出すことで、筋トレをする時のパワー源になるのです。そして、十分な負荷を筋肉にかけることができます。エネルギーが不足していると、筋肉に十分な負荷をかけることができず、せっかく筋トレをしても筋肉の成長につながりません。
■ サプリだけではなく食材から摂取しよう
今の時代、サプリ一つで様々なビタミンが摂取できますが、サプリだけではなくしっかりと普段の食事から摂取することも大切です。【ビタミンCが含まれる食品】
・アセロラ・ゆず
・キウイフルーツ
・レモン
・いちご
【ビタミンDが含まれる食品】
・しらす干し・いくら
・うなぎ
・さんま
【ビタミンEが含まれる食品】
・たまご・アーモンド
・アボカド
・大豆
【ビタミンBが含まれる食品】
・豚肉・さつまいも
・鶏のささみ肉
・バナナ
【ビタミンAが含まれる食品】
・レバー・バター
・にんじん
・モロヘイヤ
【ビタミンB12に含まれる食品】
・しじみ・牛レバー
・牡蠣
・卵黄
さいごに
いかがでしたでしょうか。筋肉を作るうえでビタミンはそれぞれ様々な働きをしているのです。
筋トレをしたのに成果が出ないのは悲しいですよね。
普段の食事からでも摂取できるビタミンがたくさんあると思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います!!!!