体力がある・ない!そもそも「体力」とは何?|NOA ONLINE【Fitness】

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はじめに

体力とはストレスに耐え、生を維持していく体の防衛能力と実際に身体を動かし行動する身体的な能力のことを言います。
さらに文部科学省のホームページには「体力は活動の源であり、健康の維持のほか、意欲や気力の充実に大きくかかわっており、人間の発達・成長を支える基本的な要素である。」とあります。


■ 体力とは

① 防衛能力

健康に生活するための体力を、防衛体力ともいい、生活に身近なインフルエンザやコロナなどの感染症や病気に対する抵抗力のことを指します。生活習慣病に関わる血圧、総コレステロール値、肥満傾向などの値で表すことができます。


② 行動体力

運動をするための体力を、行動体力といいます。筋力、運動に合わせて身体の動きを調整するための調整力、行動を起こすための瞬発力、行動を持続するための持久力など、運動をするための基礎となる身体的能力のことです。


■ 学校など体力測定などで計測する「体力」とは

(1) 全身持久力

全身持久力とは心臓血管系の能力を指します。
一般的には、マラソンが速い人は体力がある人いう認識が高いと思いますが、事実、息がはーはーするような有酸素運動をすることによって持久力はアップします


(2) 筋力

重たいものを持ち上げることができることのことを指します。
高い負荷によるトレーニングで鍛えることができます。


(3) バランス能力

平衡性を保つことができる能力のことを指します。
片足で立つとぐらぐらしてしまう人はバランス能力が低いと言えますね。


(4) 柔軟性

体力の一要素であり、筋肉と腱が伸びる能力のことを指します。
柔軟性が高いことにより、関節可動域が広く怪我の防止につながり、さらには疲労回復にもつながっていきますので、日常の中にストレッチなどを取り入れることをおすすめします。


(5) その他

そのほかにも、体力の一つとしてあげられているのが、俊敏性と巧緻性です。
体を思った方向に移動させたり、動かしたりすることができる能力のことを指します。


■ スポーツで必要な体力

スポーツに必要な体力は大きく分けて三つあります。
基礎体力:上記に紹介した筋力、持久力、柔軟性、バランス能力など
ゼネラルスキル:走る、跳ぶ、方向転換など
スポーツスキル:スポーツに特化したスキル
スポーツにおいては基礎体力やゼネラルスキルを向上させることが重要となります。


■ 簡単に出来る体力測定方法

家で簡単にできる体力測定三つをご紹介します。
①プッシュアップ;上半身の筋力測定
②スクワット:下半身の筋力測定
③シットアップ:体幹の筋力測定


■ 体力をつける方法

体力・身体抵抗力をつけるには、適度な運動、質の良いバランスのとれた食事・十分な睡眠が必要となるでしょう。
まずは簡単にできる規則正しい生活やバランスのとれた食事をとることをおすすめします。
そして毎日散歩やジョギングなど、軽い運動習慣をつけていきましょう。


さいごに

年齢とともに体力も低下していきますが、昨今、騒がれているコロナの影響により日常生活や仕事においても外出の機会は減り、若者であっても体力が低下しやすい環境になりつつありますので、自ら積極的に健康や食事、運動など意識改革が今後必要となってくるでしょう。

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