―はじめに―
スポーツをしている方なら必ずと言って良いほど耳にする「代謝」という言葉。代謝が上がると痩せやすい体になったり、肩こりや腰痛の予防などになったりと様々なメリットがあります。
今回は代謝をUPさせる食べ物を紹介したいと思います。
■そもそも「代謝」って?
代謝には、大きく分けると「基礎代謝」と「新陳代謝」の2つがあります。どちらの代謝も重要ですが、脂肪を燃焼しやすい体作りには、基礎代謝をアップさせることが有効です。【基礎代謝】心臓や内臓を動かしたり、体温を維持したりするために、意識しなくてもエネルギーを消費していること。
【新陳代謝】古い細胞が排出され、新しい細胞が生まれる際にエネルギーを消費していること。
■代謝を上げる成分
それでは、代謝を上げるにはどうしたら良いのでしょう。筋肉量と基礎代謝量は比例すると言われており、代謝を上げるためには、運動を行ってエネルギー消費量の高い筋肉を維持することが欠かせません。また、代謝を上げる成分を普段の食事に取り入れることもおすすめです。代謝アップに役立つ成分には以下のようなものがあります。
【リコピン/硫化アリルカプサイシン/アホエン/ショウガオール/ビタミンB群/ナットウキナーゼ/アリシン/サポニン/シアニジン/アミノ酸/カルニチン/リモネン/ヌートカトン】など、みなさん聞いたことがあるものから、初耳な栄養素もあるかと思います。
これらの成分は後述する代謝を上げる食べ物に含まれており、体を温めて血流を促したり、糖質の代謝をサポートしたりと期待できる効果はそれぞれです。

■代謝を上げる食べ物
早速、代謝UPに繋がる食べ物をチェックしていきましょう。簡単に手に入る物が多いので、一つでも良いので食事の中に取り入れてみてください。1.豚肉
体内の糖質の代謝に欠かせないビタミンB1。肉の中でも豚肉には豊富に含まれています。特にヒレ赤肉には「カルニチン」という脂質の代謝に効果的な成分も含まれているので、さらなる代謝アップが期待できます。
2.トマト
トマトには「リコピン」という成分が含まれています。リコピンは、血中の悪玉コレステロールを減らして、血液をきれいにする作用があります。血液がきれいになると血流が良くなって、全身に血液が行き届くようになるため代謝アップへとつながります。
3.玉ねぎ
たまねぎに含まれる「アリシン」という成分は、ビタミンB1の吸収を助けてコレステロールを低下させる効果があります。また、「硫化アリル」もコレステロールの代謝を促進し、血液をサラサラにする効果があるため、代謝の良い体作りに役立ちます。
4.納豆
納豆のネバネバ成分である「ナットウキナーゼ」は、血栓を溶かす作用があります。血流がスムーズになると、血液に含まれる栄養が全身に行き届くようになるので、代謝が高まります。
5.アーモンド
ナッツ類にはミネラルやビタミンB群を豊富に含むものが多いのが特徴です。特にアーモンドは、ビタミンB2や不飽和脂肪酸である「オレイン酸」などが多く含まれており、代謝アップに効果的です。
6.グレープフルーツ
近年、代謝アップに効果があることが証明されたのがグレープフルーツです。グレープフルーツに含まれる「リモネン」や「ヌートカトン」が交感神経を刺激して、体内の熱の生産を促進します。
7.ニンニク
にんにくには「アホエン」という成分が含まれており、血液の汚れを取り去ってくれる働きがあります。前述したように、血液がきれいになると血流が良くなるため、代謝アップが期待できます。
8.唐辛子
トウガラシといえば、その辛さが特徴の香辛料ですが、これは辛み成分である「カプサイシン」によるものです。カプサイシンは、副腎からのアドレナリン分泌を促して、代謝を促進します。
まとめ
私たちが健康な生活を送るために欠かせない基礎代謝。残念ながら基礎代謝は加齢とともに低下してしまうものですが、工夫次第で代謝をアップさせることができます。そのためには、適度な運動で筋肉を維持することが欠かせませんが、日常的に代謝を上げる食材を取り入れるのも効果的です。ぜひ、できることから始めてみてください。■ 食事に+筋トレもオンラインで体験してみよう
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