はじめに
皆さんは、ヒップホップダンスの基本ステップを何個ご存知でしょうか。今回は、ダンス初心者の方やヒップホップダンスを始めたばかりの方向けに基本ステップを紹介します。
■ ランニングマン
始めに紹介するのは、「ランニングマン」です。三代目J Soul Brothersのヒット曲「R.Y.U.S.E.I」の振りに使用されたステップで、ご存知の方も多いと思います。「ランニングマン」とは左右の足をうまく動かすことで、その場で動かないのに走っているような足のステップのことを言います。簡単に言うと立ち位置を変えずに、走っているような動きをするダンスです。
元々は、アフリカのストリートダンスで始まりましたが、ジャネット・ジャクソンがミュージックビデオやライブのパフォーマンスで行ったことでも知られています。
ダンスをしていない方だと、割と新しいステップだと思われるかもしれませんが、実は30年程前から踊られていた歴史あるステップです。
■ ロジャーラビット
次に紹介する「ロジャーラビット 」はニュージャックスイング時代の象徴ともいえ、「ランニングマン」に続き知名度が高いステップです。「ロジャーラビット 」とは、ダウンのリズムに合わせ足を交互に入れ替えるステップで、名前のとおりウサギが跳ねているような動きが特徴のステップです。
ストリートダンスの中でも「ロジャーラビット」は最重要ステップのひとつで、始めたばかりの方は少し複雑に感じますが、身につけるのはそれほど難しくありません。アレンジもしやすいステップになるので、自分でオリジナルのかっこいい見せ方を見つけることもできます。
「ロジャーラビット」は是非始めに身につけていただきたいステップです。
■ ポップコーン
次に紹介する「ポップコーン」名前だけを聞くと想像がつかない方が多いかもしれませんが、ダンスをした事がない人でも一度は見た事があるメジャーなステップです。基本ステップですが、アレンジがしやすいステップになっています。「ポップコーン」はシンプルに見えますが、人によっては難しく感じるかもしれません。スキップのような雰囲気をしており、足を前に蹴る動きをリズミカルに行う事でスムーズにできます。
ポップコーンの基本動作は両足を交互に前に振り上げる動作となっており片足の振り上げと連動して逆足を後方にスライドさせる動きも必要です。
文字で見ると難しく見ると難しそうに聞こえますが、動作はそれほど難しくないので動画などを見ながら落ち着いて練習しましょう。
■ ボックスステップ
「ボックスステップ」とは、4歩で足を四角形に動かすダンスの基本ステップです。ダンスのジャンルに関係なく頻繁に使われているステップです。足元に四角形があるイメージを持つ事が胎児なので、はじめは分かりやすくテープを貼って行ったり紙を置いたりして練習すると良いかもしれません。
他にもうまくできない方は、歩幅を広くすることがポイントで他にも上手にかっこよく見せたい方は、体重移動がポイントになります。
ボックスステップもアレンジがしやすいステップになるので、オリジナルの振りを加えて踊ってみてください。
■ チャールストン
「チャーチルストン」はメジャーなステップの中でもすごく古い歴史を持って、ヒップホップダンスブレイクダンスなどでよく使用されるステップです。最初のチャールストは両膝をつけたまま足を動かすステップでしたが、現在は膝を付けずに脚全体を動かすステップへと進化しています。「チャールストン」は慣れるまでに少し時間がかかる方もいらっしゃると思いますが、動画などをみながら進歩していきましょう。
■ クラブステップ
「クラブステップ」は名前の通りカニのように真横に動くことから、クラブステップと呼ばれています。踵とつま先を両足で、交互に八の字を描くように動かすステップです。やり方はシンプルなようで以外と複雑になっています。しかし、習得すると応用してたくさんの動きに繋げられるステップになります。
クラブステップが難しいと感じる方は普段の生活で踵とつま先に同時に体重をかける事が少ないからです。踵とつま先に乗るにはバランス感覚も必要になります
ダンスの練習はスタジオやレッスンでしかできないイメージがあるかもしれませんが、クラブステップのバランス感覚の練習は、電車のつり革をつかんでいる時などに片方の足はつま先に重心をおいて踵を浮かし、反対の足は踵に重心をおいてつま先を浮かす。これを交互にゆっくり繰り返すとバランス感覚を掴む事ができるので、私生活でも練習する事ができます。
今回紹介したステップ以外にもインアウトやサイドステップなどヒップホップの基礎、基本ステップは他にもたくさんあるのでいろいろなステップに挑戦してみてください。
NOAダンスアカデミー / HIPHOP基本ステップ集9選