【WAACK】WAACK・PUNKINGを知ろう!|NOA ONLINE DANCE

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ーはじめにー

ダンスに触れたことのある人なら、一度は聞いたことのあるであろうパンキングやワック。実際のところどんなダンスなのかよく知らないって方も多いのではないでしょうか。
今回は、そのパンキングやワックについて詳しく解説していきます。

▪パンキング、ワックの歴史~この二つの違いとは?~

70年代初期にゲイクラブで生まれたダンスです。初期の頃はポージングをしていくダンスで、ゲイダンサー達がドラッグクイーンや当時の女優Greta Garbo(グレタ・ガルボ)、Rita Hayworth(リタ・ヘイワース), Marilyn Monroe(マリリン・モンロー)などのイメージや古い女性スターの静止画やミュージカル等を真似てダンスとして表現していました。次第に腕を巻きつけるような動きを使ったダンスになっていきました。
パンキングはロサンゼルスの貧困層のゲイの若者達が抑圧の中で自分を表現する為のもので、社会的な差別と戦う為に自分達の創造性を表現し、伝える為にダンスを用いました。
当時メインDJだったMichael Angeloの友達のダンサー達の間で彼のあだ名が「PUNK」や「PUNKING」でした。PUNKというのは本来ゲイの人たちを傷つけるような言葉ですが、そのネガティブなものをポジティブに変えるように、また「音楽をPUNKさせる」という意味でつけられた名前です。
ワックはストレートなダンサーがPUNKINGを踊るにあたって出来た名前です。彼らはホモセクシャル、ゲイの象徴であるPUNKINGという名前に対し、ストレートなダンサーがこのようなスタイルを「WAACKIN'」や「THE CAGNEY」、「THE SHABBA-DOO」と呼ぶようになりました。
現在どちらの言い方もダンスとして定着していますが、自分はゲイではないのでPUNKINGをやっていると言う人や「PUNK・PUNKING」はゲイへの差別用語なので言わないで「WAACK・WAACKING」と言うなど意見が分かれるのだそうです。

▪ワックの基礎

ワックの基本的な動き"トゥエル"についてご説明します。


ーまずはひじを支点に腕先を回転させるトゥエルです。
手のひらが下向き、指先は外向きで両腕をサイドに伸ばします。両腕先を下に回転させていきます。回転する際は手の甲が正面を向くようにします。指先は、内向きで両腕を内側に回転させます。手のひらが正面で、指先は、上向きで両腕先を上に回転させます。両腕をサイドに戻していきます。この時、肩と肘のラインをまっすぐにし、肘の位置があまり大きく動かないようにキープしましょう。
今度は、両腕先を反対側へ、外回しで回転させていきます。最初はゆっくり両腕先を回していき、慣れてきたら、速いリズムで両腕先を回転させたり、右回しの回転、左回しの回転を足していき、ちょっと動きを変えて、斜め上への回転も足していきます。


ー続いては縦のラインに回転させていくトゥエルです。
両腕を下から真っすぐ伸ばしていって、両手の平をくっつけます。そのまま腕を上げていって、耳の横を通って回転させて、両手の甲を合わせて前に伸ばしていきます。腕を頭の上へ伸ばしながら、両手の平を合わせていきます。そのまま頭の後ろへ腕を流していき、両腕を前に持ってきながら、両手の甲を合わせていきます。首の前をすらせて、耳の周りで回転させます。手のひらを下向きにして腕を下へリリースしていきます。
ものを下からすくい上げて、上から放り投げるような、きれいな大きな円を描いて腕を動かすようにします。
両手できるようになったら次はこれを、片手ずつ練習します。
右手を先ほどと同じように、下からものをすくい上げるように動かしていきます。同じように左手も、下からものをすくい上げるように動かしていきます。今度は、手の形をグーにしてやってみましょう。
最初はゆっくり動かしていき、慣れてきたら、徐々に速いリズムで動かしていけるようにしましょう。

ここでご紹介したトゥエル以外にもワックには技や見せ方がいくつもあります。また、トゥエルひとつを取ってもいろんな様々なやり方があるので、ぜひ色々見つけて練習してみてください。


ーおわりにー

当時の女優をまねて、ポージングを音楽に合わせて繰り返し行っていたことからできたワック。
スタイリッシュで、美しさとカッコよさを兼ね備えたジャンルなので、ダンスの本質である、自分をかっこよく見せるという技術を学ぶには最適のダンスですね。ぜひ一度挑戦してみてください。


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