レゲエダンスについて
―はじめにー皆さんはレゲエと聞いてまず思い浮かぶのはやはりレゲエミュージックだと思います。
レゲエという⾳楽ジャンルは 1960 年代後半にジャマイカに発⽣したポピュラー⾳楽の形式です。4 分の 4 拍⼦の 2・4 拍⽬をギターのカッティング奏法で刻む、3 拍⽬にドラムのアクセントを置くベースがうねるようなラインを奏でるといった⾳楽的特徴が⾒られます。
今回はレゲエ⾳楽といっしょにレゲエダンスについてご紹介致します。
○レゲエミュージックとは?
そもそも、レゲエという名称の語源とは、諸説ありますが⼀説によると、「ぼろ、ぼろ布、または⼝げんか、⼝論」という意味を表すジャマイカ英語のスラング、パトワ語で「レゲレゲ ("rege-rege")」が転じたものと⾔われています。そして、レゲエのアンサンブル、またレゲエバンドにおいて使⽤される楽器は、ドラムセット、ベース、ギター、キーボード、パーカッション、そしてトロンボーン・サキソフォーン、トランペットによって構成されるホーンセクションであるのが特徴的です。
最も特徴的である演奏様式はドラムとベースによるリズム隊によって形作られる特有のグルーヴを中⼼に、リズムギターやキーボードが第 2、第 4 拍⽬にアクセントを置きオフビートを刻む部分であると⾔えるでしょう。
そして 1970 年代には、レゲエと⾔ったらこの⼈、とも⾔えるボブ・マーリーの世界的ヒットなどを経て、レゲエの演奏様式はアフリカ、ラテン、アメリカ、アジアなど世界の様々なポピュラー⾳楽にも取り⼊れられて演奏され
るようになりました。また、ジャズ、ロック、ヒップホップなど異なるジャンルとの融合や、レゲエ⾵アレンジも多く⾒られ、⼈気も⾼まっています。
○ダンスホールレゲエとは?
前に述べたレゲエミュージックから⽣じたジャンルがダンスホールレゲエと呼ばれるものです。1980 年代以降イエローマン、スーパーキャット、ブジュ・バントン、ビーニ・マン、タイガーなどの DJ の活躍によって⼈気を拡⼤していきました。
ダンスホールは、転調や展開のほとんどないリディムに即興で⾔葉を乗せて 歌ったりトースティングしたりする DJ が代表的スタイルです。最近では、アメリカの HIPHOP アーティストとの共演によってブレイクするアーティストが増えきており、同時にバルバドス出⾝の Rihanna のように HIPHOP や R &B 出⾝のアーティストがダンスホールレゲエを取り⼊れた曲をヒットさせるということも増てきて、より⼈々にとっても⾝近なジャンルとなりました。
レゲエダンスをする⼈々もそういった曲を使うことも多いといいます。
○レゲエダンスとは?
その名の通り、レゲエミュージックに合わせて踊るダンスジャンルです。セクシーな⾐装をまとった⼥性ダンサーがお尻を振ったり、開脚したりするイメージが強いですが、男性のダンサーやチームも存在します。
レゲエダンスは運動量が多いダンスとして知られ、三点倒⽴や開脚などハードなうえに柔軟性を必要とする振付がほとんどです。また、ときには危険に思えるパフォーマンスで観客を楽しませるサービス精神も求められます。
レゲエダンスには⽋かせないテクニックとして、「ワイニー」が挙げられます。
ワイニーとは、ワイングラスをくゆらすように⼥性が妖艶に腰を回す振りです。基本的には⼥性の踊りですが、男性がそこに絡み男⼥でカップル・ダンスを踊ることもレゲエの⼤きな醍醐味のひとつでもあります。
「ドテワイン」というテクニックも⽋かせません。⼥性が⾸をぐるぐる回して⻑い髪をふり乱すダンス。元々トニー・マタランの同名曲の振り付けとして広まりました。では、レゲエダンスでよく使われている曲を次にご紹介致します。
普段あまりレゲエを聴かないという⽅も是⾮聴いてみてください!
○レゲエダンスでよく使われる曲
・Find It/Elephant Man・GOOT THING DAY /DING DONG
・FIEDAY/DING DONG
・WAY UP STAY UP /CHI CHING CHING
・WOOO /D CLUB Z
他にもたくさんありますが、これらの曲を聞いたら踊ってみたくなること間違いなしです!!
―おわりに―
いかがでしたでしょうか?歴史と奥が深いレゲエですが、知れば知るほどハマってしまうレゲエ。
これからさらに⼈気に、そして発展していくレゲエに⽬が離せません!!
今まであまりレゲエと繋がりがなかった⽅もこれを機にレゲエミュージック、そしてレゲエダンスに興味を持っていただけたら嬉しいです。
初めての⽅でも問題ありません!
楽しく、そして情熱的にレゲエダンスにのめり込んでいきましょう!