-はじめに
皆さんはシカゴフットワークを知っていますか。聴き馴染みのない方が多いのではないでしょうか。今回は近年人気が高まってきているシカゴフットワークについて紹介します。
■ シカゴフットワークとは
シカゴフットワークは比較的新しいダンスのジャンルの1つです。ハウスダンスのようにステップが中心のジャンルでありつつも、BPM160とハウスミュージック以上に速い音楽で踊るのが大きく異なります。
(1) シカゴフットワークの歴史
シカゴフットワークの歴史は30年ほどあります。「ジューク/フットワーク」というダンスミュージックに合わせて踊るジャンルですが、この音楽は元をたどるとシカゴハウスにまで遡ります。
シカゴハウスとは言えばハウスやテクノの発展に多大な影響を与えた音楽ジャンルですが、それにマイアミ系のベースミュージックである「マイアミ・ベース」と混ざり合い、シカゴのゲットーシーンの下地がある中で「ゲットーハウス」に進化していきます。
ゲットーハウス黎明期からすでに高速のBPMや複雑なリズム構成は特徴として存在としていましが、それが時代とともにさらに高速化、最終的にはBPM160のまで高速し「ジューク」と呼ばれるようになりました。
そしてゲットーハウスからジューク、その進化とともに発展してきたのがシカゴフットワークです。
(2) 有名なダンスチーム
「ハヴォック」
一つ目に紹介するハヴォックは、日本人で初めてシカゴのクルーに入ったTAKUYAが在籍しています。このチームのリーダーはマドンナのバックダンサーを筆頭に数々の実績があり現地シカゴでもリスペクトを得ている凄い人です。
「ジ・エラ」
ジ・エラには日本のジュール黎明期からフロアを盛り上げていたWEEZYが所属しています。ここは一言で言えば音楽現場主義。
ジ・エラはこれまでになかったスタイルを作ろうとしているクルーです。
「クリエイション」
現在はシカゴを離れて現在はロサンゼルスに拠点を置くクリエイションはYAMATOが所属しています。シカゴ・フットワークのワークショップやショウケースを積極的に行っているクルーです。
■ 実は見たことある?シカゴフットワークを得意とするアーティスト
日本では、まだ新しいジャンルという認識されていますが、注目度は年々増してきています。そのきっかけになっているのがGENERAITIONS from EXILE TRIBEに所属している小森隼さんです。小森さんは先ほど紹介したシカゴフットワークチーム「クリエイション」
に日本人で初めて加入を認められたメンバーで足技では日本一と称されています。
「ALRIGHT! ALRIGHT!」のMVでは、足に火をつけた状態で踊る小森さん見事な足捌きを見ることが出来ます。
■ 早すぎる!超高速ステップを解説
(1) アーク&ジャーク
左右に足を蹴り出すような動きが特徴的なステップです。動きがダイナミックで印象的なので、代表的なステップとして真っ先に思い浮かぶかもしれません。
(2) サイド ランニングマン
ランニングマンを左右に振ったような動きが特徴のステップです。腕や上体のバランスの取り方がハウスダンスなどとは異なりかなり特徴的ですが、これも速いリズムで踊るがゆえに生まれた特徴です。
(3) ドリブル
シカゴフットワークの速さならではの高速ステップです。速さについていくのが初めは大変かもしれませんが、ポップを保ちながら素早く動かせればとてもかっこいいです。
■ シカゴフットワークの練習曲
DJ Fulltono / Apaches
DJ Fulltono / Melt in to the floor
DJ Spinn & DJ Rashad / Dubby Feat Danny Brown
DJ Rashad / liiiiii Hiiiiiiii
DJ fulltonoさんは日本人のDJ/トラックメーカーです。
他にもかっこいい曲がたくさんあるので、チェックしてみてください。
-終わりに
今回はシカゴフットワークを紹介しました。シカゴフットワークは日本では浸透段階のため、習うことが出来るスタジオが少ないのが現状です。
しかし、NOA ONLINEでは全国どこにいてもシカゴフットワークのレッスンを受けることができます。また、ノアダンスアカデミーでは毎週金曜日21:45〜池袋校の MIKI ISHIZAKA先生のレッスンでシカゴフットワークを習うことが出来ます。
シカゴフットワークが気になった方は是非チェックしてみてください。