-はじめに
瞑想とは、仏教から伝わる瞑想、ヨガから伝わる瞑想により内容は大きく異なりますが、心を静めて無心になることです。何も考えずリラックスすること、心を静めて神に祈ったり、何かに心を集中させること、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすことなどと言われています。
瞑想は広い範囲に用いられており、現代では健康の向上や心理的治療、自己成長、自己向上などの世俗的な目的をもって、様々な瞑想が行われています。
■ ヨガと瞑想の関係とは
ヨガにはポーズのほかにもたくさんの要素があります。そのうちのひとつが「瞑想」です。ポーズをとることで筋肉を使えば、女性にうれしいダイエット効果や血流改善などの効果が期待できます。しかし、そもそもヨガにはポーズのほかに呼吸法や瞑想を含む豊かな体系があるため、体を動かすことだけをヨガとは呼べないのです。
■ ヨガと瞑想で得られる効果
ヨガ瞑想では体も動かすことで筋肉や関節をゆるめ、深いリラックスがもたされます。身体が緩むと心も自然とリラックスできるようになります。
深呼吸により自律神経の働きの中でも副交感神経が優位になるため、精神的な安定を得ることができます。
バラバラとなってしまった心身の調和を図ることができることもヨガ瞑想のメリットです。
心と体がバラバラになると、身体が疲れているのに無理することで精神的に病んでしまったり、ストレスを抱えて頭痛に悩まされたりなどの不調に悩まされるようになります。
そんな悩みを持っている人は、ヨガ瞑想を取り入れていくことで少しずつ心身の調和が取れ健康な状態を作りやすいのでおすすめです。
病気を治すことは難しいかもしれませんが、精神と身体はつながっているのでストレスからくる不調から解放される人も多いです。
特に、ヨガ瞑想では、瞑想だけ行う場合と比べて、身体をポーズでほぐしてから瞑想に入ることで心と体の調和を図りやすいというメリットがあります。
■ 音楽やアロマで!瞑想を始める前の準備
音楽にも変革を起こす力があります。リズムとメロディーの組み合わせは、私たちの心に影響を与える驚異的な能力を持っています。
不快な要素がない、ゆったりとしたリズムの音楽を聴くことは、私たちを心地良く穏やかな状態へと導きます。
瞑想音楽は、あなたの瞑想の訓練を助けるためにこの落ちついたスタイルの音楽を使用しますが、あなたの人生のあらゆる側面においても有益な効果をもたらすことができます。
ヨガにはアロマを使用する事によってストレス軽減にもなります。
お部屋で使う場合は、ディフューザーをお使いください。
また、お肌に直接塗る場合は、お好みのキャリアオイルに精油を加えて薄めてお使いください。
お部屋で使用する場合
・ディフューザーやアロマランプなどをお使いください。
・足湯をするときに、お湯の中に1~2滴アロマオイルを入れてください。
・マッサージをするときのキャリアオイルに、アロマオイルを数滴入れてください。
お風呂で使用する場合
・バスタブにお湯をはり、アロマオイルを1~5滴入れて芳香浴。
(アロマオイルの種類や体調によって、入れる量を調整してください。)
この様に自宅で簡単にアロマヨガが楽しめます。
■ 瞑想中の呼吸
瞑想をするときは、呼吸法を使って心を穏やかにしていきます。
1.背筋を伸ばして椅子に浅く腰をかけます
2.軽く目を閉じます
3.鼻から7秒かけてゆっくり息を吸います
4.お腹に空気が入ってくるのを感じながら膨らませます
5.鼻から10秒かけてゆっくり息を吐きます
6.呼吸法を60~90秒繰り返します
呼吸が出入りする流れに意識を集中するのがポイントです。
呼吸が静まると心が穏やかになることから、ヨガでは心と呼吸が連動していると考えられています。
ストレス社会の中、心にゆとりを持ちたいと誰もが願っていますが、心を扱うのは難しいものです。
ヨガの呼吸法は、身体が安定するので効率的に心を扱えるようになるのがメリットです。
怒りが生じたり、緊張や不安を感じたりしたときは、できるだけ長く息を吐きます。
それだけで身体から余分な力が抜けて、吐く息によって副交感神経が刺激されます。
心と身体が穏やかで落ち着いた状態が訪れます。
ほかにも、複式呼吸による内臓マッサージや、酸素を取り込むことで血液循環の促進する効果もあり、冷え性の改善をサポートするなど、さまざまな効果を得られます。
-終わりに
いかがだったでしょうか。ストレスを感じたり気持ちが乱れたりしたままの状態で過ごしていると、心と身体に負担がかかるので疲れが溜まってしまうもの。瞑想と呼吸は心を落ち着かせるのに効果的です。ゆっくり呼吸を繰り返して瞑想することで、ネガティブな感情と距離をおけるようになります。
さまざまな呼吸法あるヨガもおすすめです。
ポーズと組み合わせて心と身体をほぐしていきます。
正しい方法を取得するには、オンライン講座が便利です。
自分に合った瞑想と呼吸法で心も身体もリラックスしましょう。