■はじめに
コンビニやスーパーなどでお茶のコーナーを見ると、各社から「脂肪燃焼効果」をうたった濃い色のラベルの緑茶が多数販売されています。
ただ、サプリメントなどと違って具体的な効果が見えにくく「お茶で脂肪燃焼?」と思う方も多いですよね?
今回は、緑茶で脂肪燃焼に効果があるとされるメカニズムなどについて解説していきます!
■緑茶が脂肪燃焼に与える効果
緑茶に含まれる成分のうち、主に脂肪燃焼に作用されると言われるのが「茶カテキン」「カフェイン」です。
茶カテキンについては、特に先述の濃い色のラベルで販売されているような高濃度茶カテキンを配合した製品だと、飲用していない人に比べて数週間の継続飲用をした人々の方が内臓脂肪面積の低減効果が認められたという研究が複数あり、それをもとに高濃度茶カテキン入りの製品が市場に流通・展開されています。
また、緑茶に含まれるカフェインも脂肪分解酵素を活性化させることが示された研究があり、脂肪燃焼に影響があると考えられています。
■緑茶が脂肪燃焼に効果的な理由
緑茶のカテキンは、特にエピガロカテキンガレート(EGCG)という成分が脂肪分解を助けます。
EGCGは、体内の脂肪細胞が分解されるプロセスを加速し、脂肪酸をエネルギーとして利用しやすくします。
また、体内に取り込まれた糖や脂肪の吸収を穏やかにして体脂肪として蓄積されるのを防ぐ効果も期待されており、「脂肪吸収の抑制」「脂肪分解」の両面から効果があると考えられています。
また、カフェインは先述のように脂肪分解酵素の活性化という効能に加え、中枢神経を刺激し、エネルギー消費を増加させる効果があります。
これにより、運動時の脂肪燃焼効果がさらに高まると考えられています。
■効果的に取り入れよう!効果的な飲み方や量は?
緑茶に含まれる諸成分が脂肪燃焼に効果的なことは分かりましたが、ただガブ飲みすれば良いというわけではありません!
脂肪燃焼効果をうたった緑茶のパッケージには、おおむね「1日2本(500ml×2)程度の飲用」が推奨されています。
タイミングとしては、食事の前後に緑茶を飲むことで、脂肪の吸収を抑える効果が期待できます。
また、通勤や通学に伴う歩行などの運動前に飲むことで、運動中の脂肪燃焼をサポートします。
■最後に
いかがでしたでしょうか?
食事や運動に気をつけながら緑茶をうまく取り入れることで、脂肪燃焼やボディメイクを加速させられる可能性があります。
ぜひ取り入れてみてください!