ヨガで幸せホルモン「セロトニン」が分泌されるメカニズム|NOA ONLINE【Yoga】

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はじめに

みなさんはセロトニンという言葉を耳にしたことがありますか?
今回はセロトニンについて深堀していきたいと思います。

幸せホルモン「セロトニン」とは

脳内の神経伝達物質のひとつで、他の神経伝達物質であるドパミン(喜び、快楽など)やノルアドレナリン(恐怖、驚きなど)などの情報をコントロールし、精神を安定させる働きがあります。
セロトニンが低下すると、これら2つのコントロールが不安定になり、不安やうつ・パニック症(パニック障害)などの精神症状を引き起こすといわれています。

ヨガでセロトニン分泌されるメカニズム

セロトニンは、リズムを伴う運動をすることで分泌をより促す効果があるといわれています。ウォーキングやジョギング、ダンスやヨガなどの一定のリズムを伴う運動は、セロトニンの分泌を促す効果があることで知られています。
意識的に深い呼吸を同じリズムでくり返すヨガは、セロトニンの分泌に適したエクササイズのひとつです。

セロトニン分泌におすすめなヨガのポーズ

太陽を浴びながら行うことができる"朝ヨガ"などは、特にオススメです。
朝ヨガでよく行われる「太陽礼拝」。
一定のリズムを伴う「太陽礼拝」は、セロトニンの分泌にも効果が期待できます。

太陽礼拝とは、12の基本的なヨガポーズからなるシークエンスです。
息を吸いながら1動作、吐きながら次の1動作と、呼吸と共に動き、12のポーズを一連の流れで行います。
前屈、後屈などがバランスよく組み込まれており、全身を動かせるエクササイズです。

(1)山のポーズ

足は肩幅程度に開き、お腹を軽く引き上げ、背筋を伸ばして立つ。足の親指の付け根、小指の付け根、かかとの3点に体重を分散させるように意識する。手は胸の前で合掌。

(2)上向きの礼拝のポーズ

息を吸いながら、合掌した手を上に伸ばし、背中と首の後ろを軽く引き上げる。※反りすぎて肋骨が開いたり、お尻が後ろに出たりしないように注意。

(3)立位の前屈のポーズ

息を吐きながら股関節から前に折りたたむように、上体を前屈する。両手は外からまわして下へ。※ヒザを伸ばすのが辛い場合は、軽く曲げて構いません。首まわりの力を抜きましょう。

(4)半分の前屈のポーズ

息を吸いながら手はスネか太ももに置き、背筋を前方に伸ばして、前屈していた上体を持ち上げる。※首も長く伸ばす。

(5)プランクポーズ

息を吐きながら手を床に着き、息を吸いながら片足ずつ後ろにステップバックしてプランクポーズに。※全身を板のようにまっすぐにする。

(6)チャトランガ・タダーサナ(4点で支える杖のポーズ)

息を吐きながらヒジを曲げ、少し前方にカラダをまっすぐのまま下ろす。※ヒジが外に開かないように注意。

(7)アップドック

息を吸いながら前にカラダをスライドし、手で床を押して胸を上げ背中を伸ばす。つま先の後ろで床を押し、ヒザと太ももは床から浮かす。

(8)ダウンドック

息を吐きながら両手で床を押し、骨盤を上に押し上げ、カラダ全体で三角形を作る。※胴体はまっすぐに。肋骨が開いたり腰が反ったりしないように注意。

(9)半分の前屈のポーズ

息を吸いながら片足ずつ、手と手の間に踏み込む。息を吸いながら(4)になる。

(10)前屈

息を吐きながら(3)を行う。

(11)上向きの礼拝

息を吸いながら両手を横から手をまわしつつ、カラダを起こす。(2)になる。

(12)山のポーズ

息を吐きながら(1)に戻る。

最後に

いかがだったでしょうか。セロトニンについて理解し、またヨガの魅力を感じていただけたら幸いです。

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